
The Imaging Source社について
会社説明
The Imaging Source社(以下TIS社)はドイツのブレーメンに本社を置く産業用カメラのリーディングカンパニーです。35年以上にわたりマシンビジョンに携わっており、 製造分野、食品分野、科学研究分野、医療分野、物流交通分野、スポーツ分野とユーザは多岐にわたります。株式会社アルゴは、同社の日本国総代理店です。
ローコストであること、UVCやUSB3Vision、GigEVision、GeniCamに対応していること、開発ソフトが非常に簡単でサンプルソースが充実していること、オープンソースにも対応していることから、TIS社のカメラは、「初心者に易しく」かつ「勝手知ったる開発玄人向け」の両面の性格を持っており、幅広いお客様に支持されています。

The Imaging Source社の課題解決志向の哲学
日本のメーカとの戦略的パートナーシップ
例えば、ニコンの顕微鏡用画像統合ソフトウェアNIS-Elementsシリーズ上で、TIS社製産業用USB3.0カメラをご利用いただく事ができます。ニコンの顕微鏡NIS-Elements(5.01)で、TIS社製の多彩なラインナップの産業用カメラを取り揃える事で、あらゆる顕微撮影に対応できる実験設備を導入する事ができます。ソフトウェアとの親和性からバイオサイエンスの分野でも幅広くご利用いただいております。
製品特徴
開発工数を最小化するソフトウェアSDKとサンプル
The Imaging Source社が提供する開発用ライブラリ(SDK) IC Imaging Controlとその豊富なサンプルアプリケーションは、開発の容易さに定評があり、産業用カメラ初心者から経験者まで、幅広い層に親しまれています。 Halcon、Matlab、LabViewなど様々なサードパーティ環境にも対応し、DirectShowにも対応しているため、ユーザーが慣れ親しんだ環境での開発が可能です。
SDKを使わなくても、標準で付属するビューワーソフトICCaptureを使えば、 ライブ映像の表示だけでなく、画像の保存、シーケンス撮影、タイムラプス撮影、 動画の録画、外部トリガを使用した撮影など様々な用途お使いいただけます。 ICCaptureの他、現在では計測用のICMeasure、バーコード読み取り用のICBarcordが無償提供され、 ユーザーの要望に応じて新たな機能追加、ソフトウェアの開発が行われています。
幅広いラインナップ
The Imaging Source社の産業用カメラは、USB3.0、USB2.0、GigE、MIPIなど様々なインターフェイスのカメラや、HDMI信号をUSB3.0に変換するコンバータ、TISのUSB3.0カメラをHDMI信号に変換するコンバータ、NTSCやPALのアナログ信号をUSB2.0に変換するコンバータも提供しています。またハウジングなしの装置組込み式の薄型ボードタイプカメラや、ソフトウェアからフォーカス制御ができるカメラ、フォーカスに加えズームやアイリスが制御できる電動ズームレンズ内臓カメラなど、ユニークな製品も提供しています。また、組込みエッジカメラとしてIP67 MIPI FPDLINK3カメラや、Jetson Nano/NX搭載用FPDLINK3 6chのキャリアボードも提供しています。
エントリーモデル。Genicam、USB3.0Vision、DirectShow対応。UVCカメラとしても利用可。装置組込み式薄型ボードタイプもあり。高品質で短納期、長期間安定供給。貸出対応も可能。
小型で低価格な広く使われているシリーズ。 UVCデバイスとしても認識。DirectShow対応。ボードタイプやオートフォーカスモデルもあり。UVC対応。貸出対応も可能。
M12マウントミニレンズを交換可能。多彩な画角をカスタム。ソフトウェアから自由にレンズのフォーカス制御が可能。USB2.0、USB3.0のモデルあり。UVC対応。貸出対応も可能。
HDMI信号をUSB3.0でPCに入力できるコンバータ。デバイス制御や画像制御は付属のICImagingControlから可能。UVC対応。貸出対応も可能。
リリース情報
- 2023/03/06 Sony Pregius S搭載 USB3.0カメラ「DFK33UX547・DFK33UX546・DFK33UX545」の3機種をリリース
- 2023/03/06 Sony Pregius S搭載 GigEカメラ「DFK33Gシリーズ・DFK38Gシリーズ」に新機種追加
- 2022/10/25 Sony Pregius S IMX540搭載 2450万画素 ix Industrial® GigEカメラ「DFK38GX540」リリース
- 2022/05/25 Onsemi AR0234搭載 産業用USB3.0カメラ「DFK33UR0234」リリース
- 2022/05/25 Onsemi AR0234搭載 産業用GigEカメラ「DFK33GR0234」リリース
- 2022/05/09 The Imaging Source社 製産業用カメラの価格改定のお知らせ
- 2022/04/01 The Imaging Source社 フレームグラバーボード生産終了のお知らせ
- 2022/03/11 Sony Pregius Sセンサ搭載の電動ズームレンズ内蔵カメラ「DFK39GX548-Z20」リリース
- 2021/12/16 Onsemiセンサ・AR0521搭載の産業用USB3.0カメラ「DFK33UR0521」リリース
- 2021/12/16 Onsemiセンサ・AR0521搭載の産業用GigEカメラ「DFK33GR0521」リリース
- 2021/12/13 Sony Pregius Sセンサ搭載の産業用USB3.1カメラ「DFK38UX542・DFK38UX541・DFK38UX540」の3機種をリリース
- 2021/06/28 The Imaging Source社製産業用カメラの価格改定のお知らせ
- 2021/06/01 ON Semiconductor社製CMOSセンサーを搭載したThe Imaging Source社製産業用カメラの納期について
- 2020/11/27 The Imaging Source社 HDMI映像信号をUSB出力に変換、専用SDKでアプリ開発が可能なコンバータ「DFG/HDMI」リリース
- 2020/10/12 The Imaging Source社 NVIDIA Jetsonやラズパイで動作する「FPD-Link IIIカメラ」リリース
- 2020/03/24 IMX226搭載・1200万画素 産業用USB3/1カメラ「DFK37BUX226」リリース
- 2020/01/28 カバーガラス無しカメラ 「DMK33UX265.WG / DMK33UP5000.WG」リリース
- 2019/11/25 The Imaging Source社のカメラが搭載された大型チェレンコフ望遠鏡がガンマ線バーストを観測
- 2019/11/15 USB3.0偏光カメラ「DYK33UX250 / DZK33UX250」リリース
- 2019/11/15 GigE偏光カメラ「DYK33GX250 / DZK33GX250」リリース
- 2019/08/02 USB3.0顕微鏡カメラ「DFKMKU226-10x22 / DMKMKU226-10x22」リリース
- 2019/07/11 The Imaging Source社のケーブルオプションにL型USBケーブル、ロボットケーブル追加
- 2019/06/14 Sony社CCDセンサ搭載カメラの販売終了について
- 2019/06/14 12MP、IMX226センサー搭載カメラが新たにリリース!
- 2019/05/07 産業用UVCカメラ特設サイトオープン
- 2019/02/01 The Imaging Source社カメラ価格改定(値下げ)のお知らせ
- 2018/12/13 20MP、IMX183センサー搭載カメラが新たにリリース!
- 2018/10/09 ローコストに1000fpsの高速現象撮影
- 2018/08/27 GigEカメラに新たに5モデルが追加!
ケーススタディ
事例1:ガンマ線宇宙物理学への貢献 ~ CTAカメラ ~
株式会社アルゴは、CTA計画における次世代超高エネルギーガンマ線望遠鏡に搭載されている高精度分割鏡を制御するためのカメラを供給しています。
カメラメーカは、高品質でフレキシブルなカスタム対応能力のあるThe Imaging Source社(ドイツ)のカメラが採用されました。同社のカメラは、メーカ製SDKが非常に優れており、なおかつ幅広いオープンソースで利用できることから学術研究・R&Dに幅広く利用されています。アルゴとThe Imaging Source社は、東京大学宇宙線研究所と協同でThe Imaging Source社製カメラを過酷な環境に耐えうるようにケーブル・レンズ・ハウジングをトータルで”CTAカメラ”としてカスタムしました。
“CTAカメラ”は現在、スペイン領カナリア諸島ラパルマ島で稼働中です。2019年11月20日には、カナリア諸島の大型望遠鏡で観測史上最大のガンマ線バーストをとらえたと東京大学宇宙線研究所を含むCTAの国際チームがネイチャー電子版に発表しています。
事例2:USBカメラをモニタに直結 ~ 産業用HDMIカメラ ~
TheImaingSource社のUSB3.0カメラは、PCレスでモニタに直結し産業用HDMIカメラとして利用できます。
TIS社はUSB3.0カメラの映像信号を低遅延でHDMIに変換するコンバータを用意しています。これによって、産業用USBカメラで用意されている豊富なセンサーラインナップの選択性を、HDMIカメラとして享受することができるようになりました。顕微鏡にマウントするカメラは電源供給が不要でケーブル1本で接続が可能です。
・パソコン&面倒なソフトウェアの操作は不要
・静止画をUSBメモリに保存も可能
・1インチ/4Kカメラ等豊富なラインナップ
・ホワイトバランスなどの画質調整が可能
・オーバーレイ表示&デジタルズームも可能
・外部トリガーで静止画の画面表示も可能
事例3:付属ソフトでここまでできる ~ ローコスト高速カメラ ~

左の動画はこのDFK/DMK33UX287で256×256ピクセルを1000fpsで撮影した動画です。
撮影対象物はライターの着火で、通常のオフィスの室内照明環境下での撮影です。 その他ローコストに1000fpsが達成できるラインナップは以下です。
・DFK/DMK33UP1300
・DFK/DMK33UX273
ICEXpressというメモリレコーディングソフトウェア(カメラに無償付属)で簡単にPCのRAM領域に高速レコーディングが可能です。詳細はお問合せください。