
The Imaging Source社について
(事例1)ガンマ線宇宙物理学への貢献 CTAカメラ
株式会社アルゴは、CTA計画における次世代超高エネルギーガンマ線望遠鏡に搭載されている高精度分割鏡を制御するためのカメラを供給しています。
カメラメーカは、高品質でフレキシブルなカスタム対応能力のあるThe Imaging Source社(ドイツ)のカメラが採用されました。同社のカメラは、メーカ製SDKが非常に優れており、なおかつ幅広いオープンソースで利用できることから学術研究・R&Dに幅広く利用されています。アルゴとThe Imaging Source社は、東京大学宇宙線研究所と協同でThe Imaging Source社製カメラを過酷な環境に耐えうるようにケーブル・レンズ・ハウジングをトータルで”CTAカメラ”としてカスタムしました。
“CTAカメラ”は現在、スペイン領カナリア諸島ラパルマ島で稼働中です。2019年11月20日には、カナリア諸島の大型望遠鏡で観測史上最大のガンマ線バーストをとらえたと東京大学宇宙線研究所を含むCTAの国際チームがネイチャー電子版に発表しています。
(事例2)USBカメラをモニタに直結 産業用HDMIカメラ
TheImaingSource社のUSB3.0カメラは、PCレスでモニタに直結し産業用HDMIカメラとして利用できます。
TIS社はUSB3.0カメラの映像信号を低遅延でHDMIに変換するコンバータを用意しています。これによって、産業用USBカメラで用意されている豊富なセンサーラインナップの選択性を、HDMIカメラとして享受することができるようになりました。顕微鏡にマウントするカメラは電源供給が不要でケーブル1本で接続が可能です。
・パソコン&面倒なソフトウェアの操作は不要
・静止画をUSBメモリに保存も可能
・1インチ/4Kカメラ等豊富なラインナップ
・ホワイトバランスなどの画質調整が可能
・オーバーレイ表示&デジタルズームも可能
・外部トリガーで静止画の画面表示も可能
リリース情報
- 2022/10/25 Sony Pregius S IMX540搭載 2450万画素 ix Industrial® GigEカメラ「DFK38GX540」リリース
- 2022/05/25 Onsemi AR0234搭載 産業用USB3.0カメラ「DFK33UR0234」リリース
- 2022/05/25 Onsemi AR0234搭載 産業用GigEカメラ「DFK33GR0234」リリース
- 2022/05/09 The Imaging Source社 製産業用カメラの価格改定のお知らせ
- 2022/04/01 The Imaging Source社 フレームグラバーボード生産終了のお知らせ
- 2022/03/11 Sony Pregius Sセンサ搭載の電動ズームレンズ内蔵カメラ「DFK39GX548-Z20」リリース
- 2021/12/16 Onsemiセンサ・AR0521搭載の産業用USB3.0カメラ「DFK33UR0521」リリース
- 2021/12/16 Onsemiセンサ・AR0521搭載の産業用GigEカメラ「DFK33GR0521」リリース
- 2021/12/13 Sony Pregius Sセンサ搭載の産業用USB3.1カメラ「DFK38UX542・DFK38UX541・DFK38UX540」の3機種をリリース
- 2021/06/28 The Imaging Source社製産業用カメラの価格改定のお知らせ
- 2021/06/01 ON Semiconductor社製CMOSセンサーを搭載したThe Imaging Source社製産業用カメラの納期について
- 2020/11/27 The Imaging Source社 HDMI映像信号をUSB出力に変換、専用SDKでアプリ開発が可能なコンバータ「DFG/HDMI」リリース
- 2020/10/12 The Imaging Source社 NVIDIA Jetsonやラズパイで動作する「FPD-Link IIIカメラ」リリース
- 2020/03/24 IMX226搭載・1200万画素 産業用USB3/1カメラ「DFK37BUX226」リリース
- 2020/01/28 カバーガラス無しカメラ 「DMK33UX265.WG / DMK33UP5000.WG」リリース
- 2019/11/25 The Imaging Source社のカメラが搭載された大型チェレンコフ望遠鏡がガンマ線バーストを観測
- 2019/11/15 USB3.0偏光カメラ「DYK33UX250 / DZK33UX250」リリース
- 2019/11/15 GigE偏光カメラ「DYK33GX250 / DZK33GX250」リリース
- 2019/08/02 USB3.0顕微鏡カメラ「DFKMKU226-10x22 / DMKMKU226-10x22」リリース
- 2019/07/11 The Imaging Source社のケーブルオプションにL型USBケーブル、ロボットケーブル追加
- 2019/06/14 Sony社CCDセンサ搭載カメラの販売終了について
- 2019/06/14 12MP、IMX226センサー搭載カメラが新たにリリース!
- 2019/05/07 産業用UVCカメラ特設サイトオープン
- 2019/02/01 The Imaging Source社カメラ価格改定(値下げ)のお知らせ
- 2018/12/13 20MP、IMX183センサー搭載カメラが新たにリリース!
- 2018/10/09 ローコストに1000fpsの高速現象撮影
- 2018/08/27 GigEカメラに新たに5モデルが追加!
会社説明
The Imaging Source社は25年以上にわたりマシンビジョンに携わっており、 製造、食品、飲料、研究、医療、駐車、交通など様々な分野で広く利用されている産業用カメラのリーディングカンパニーです。
株式会社アルゴは、同社の日本国内における総代理店です。同社は、ローコストのカメラの提供、ソフトウェアの充実という2つの方針に基づき設計されたカメラ・ソフトウェアを開発・製造しています。
カメラがローコストであること、UVCに対応していること、開発ソフトが非常に簡単でサンプルソースが充実していることから、The Imaging Source社のカメラは、初心者に易しく、かつコスト・プログラム開発工数が重要な産業用玄人向けの両面の性格を持っており、幅広いお客様に支持されています。
The Imaging Source社は、ヨーロッパのNikon Metrology'sと戦略的パートナシップを結んでおり、キーサプライヤーとしてニコンのマイクロスコープソリューションに継続的な貢献を果たしています。
例えば、ニコンの顕微鏡用画像統合ソフトウェアNIS-Elementsシリーズ上で、The Imaging Source社製産業用カメラをご利用いただく事ができます。ニコンの顕微鏡NIS-Elements(5.01)で、The Imaging Source社製の数万円のローコスト産業用カメラを多数取り揃える事で、あらゆる顕微撮影に対応できる実験設備を導入する事ができます。ソフトウェアとの親和性からバイオサイエンスの分野でも幅広くご利用いただいております。

またカメラメーカであるThe Imaging Source社はHALCONやMERLICの画像処理ソフトウェアを提供しているMVTec社の、ヨーロッパにおける代理店をしています。ハードウェアやカメラ制御用のライブラリーを提供するだけでなくその後の画像処理にまでサポートの手を広げています。
もちろん、同社のUSB・GigEカメラがHACONやMELRICといった画像処理ソフトウェアで動作します。また、HALCONのトレーニングセミナーを頻繁に開催しており、高いソフトウェア技術とサポート力を有しています。

ソフトウェア
The Imaging Source社が提供する開発用ライブラリ(SDK) IC Imaging Controlとその豊富なサンプルアプリケーションは、開発の容易さに定評があり、産業用カメラ初心者から経験者まで、幅広い層に親しまれています。 Halcon、Matlab、LabViewなど様々なサードパーティ環境にも対応し、またDirectShowにも対応しているため、ユーザーが慣れ親しんだ環境での開発が可能です。
SDKを使わなくても、標準で付属するIC Captureを使えば、 ライブ映像の表示だけでなく、画像の保存、シーケンス撮影、タイムラプス撮影、 動画の録画、外部トリガを使用した撮影など様々な用途お使いいただけます。 IC Captureの他、現在では計測用のIC Measure、バーコード読み取り用のIC Barcordが無償提供され、 ユーザーの要望に応じて新たな機能追加、ソフトウェアの開発が行われています。
IC 3Dは、The Imaging Sourceのステレオカメラシステムで作成された3Dデータをキャプチャするためのエンドユーザー向けソフトウェアです。 このステレオカメラシステムは柔軟性が高く、The Imaging Sourceのさまざまな産業用カメラに使用することができ、カメラの距離と角度を変更することで、新しい作業距離と深さに簡単に調整できます。
IC 3Dソフトウェアは、システムキャリブレーション、3Dデータのキャプチャとビジュアライゼーションに便利なユーザーインターフェイスを提供します。
ステレオカメラシステム用の簡易ビューワソフト。 直感的なユーザーインターフェイスで、ステレオシステムの迅速な校正が可能。深さ推定、3Dデータの可視化、データのエクスポートおよびインポートの実行が可能。IC3D SDK(ステレオ深度推定用C、C ++ライブラリ)も用意しています。
高速現象を録画解析したい時にPCのメモリRAM領域にメモリー保存できます。ハードディスクやストレージ保存でのフレーム落ちが気になる時や、メモリーレコーディングのプログラムを作成する時間がない場合に。
※ ローコストソリューションの理念のもとにカメラ開発・製造を行ってきたThe Imaging Source社のカメラには、システムのトータルコストを大幅に削減するRaspberry Pi(ラズパイ)との相性はばっちり。
同社のUSB2.0カメラ/USB3.0カメラとラズパイとの組み合わせの実績は業界をリードしています。
同社のカメラのSDKは非常に使い易く開発の時短になるため、研究に忙しい大学や研究機関で使われることが多く、徐々にコミュニティが拡大しています。GitHubをはじめとしたWEB上でのLinux関連の情報も増えてきています。
製品特徴
GigEVisionとDirectShowに対応。複数台のカメラを1台のPCで制御可能。熱害予防ヒートシンク標準付属モデル、小型PoE対応ボードモデルもあり。 自動露光制御機能、付属の簡単なソフトウェアですぐに動作&運用可能。最新のPYTHON、Starvis、Pregiusセンサが搭載。即日貸出しも可能。
産業用MIPI CSI-2&FPD-Link IIIカメラ。PCの画像処理アクセラレータやISP/DSPにダイレクトに画像転送でレイテンシーとCPU負荷を回避。
NVIDIA Jetsonやラズパイで動作するオープンソースドライバを提供。
カメラ搭載イメージセンサ
- Sony Pregius S
IMX540
5320×4600 1.2" - Sony Pregius S
IMX541
4504×4504 1.1" - Sony Pregius S
IMX542
5320×3032 1.1" - Sony Pregius S
IMX548
2448×2048 1/1.8" - Sony Exmor
IMX183
5472×3648 1" - Sony Pregius
IMX304
4096×3000 1.1" - Sony Pregius
IMX253
4096×3000 1.1" - Sony Pregius
IMX267
4096×2160 1" - Sony Pregius
IMX255
4096×2160 1" - Sony Pregius
IMX226
4000×3000 1/1.7" - Sony Starvis
IMX178
3072×2048 1/1.8" - Sony Pregius
IMX264
2448×2048 2/3" - Sony Pregius
IMX250
2448×2048 2/3" - Sony Pregius
IMX265
2448×1536 1/1.8" - Sony Pregius
IMX252
2448×1536 1/1.8" - Sony Starvis
IMX462
1920×1080 1/2.8" - Sony Starvis
IMX290
1920×1080 1/2.8" - Sony Pregius
IMX174
1920×1200 1/1.2" - Sony Pregius
IMX249
1920×1200 1/1.2" - Sony
ICX274
1600×1200 1/1.8" - Sony Pregius
IMX273
1440×1080 1/2.9" - Sony
ICX445
1280×960 1/3" - Sony Pregius
IMX287
750×540 1/2.9" - Sony
ICX618
640×480 1/4" - OnSemi Python
5000
2592×2048 1" - OnSemi Python
2000
1920×1200 2/3" - OnSemi Python
1300
1280×1024 1/2" - OnSemi
AR0521
2592×1944 1/2.5" - OnSemi
AR0234
1920×1200 1/2.6" - OnSemi
AR0135
1280×960 1/3" - OnSemi
MT9J003
3856×2764 1/2.3" - OnSemi
MT9P006
2592×1944 1/2.5" - OnSemi
MT9P031
2592×1944 1/2.5" - OnSemi
MT9V024
752×480 1/3" -
1/2"センサ