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Visual-AIリアルタイム位置測位システム

シリーズ名

AlphasenseTracker

倉庫・工場内の全ての搬送車両の位置姿勢をリアルタイムに把握


モバイルロボット向け Visual AI/SLAM 自律走行ソリューション Sevensense Robotics社について
point
  • Visual-AIを搭載した次世代RTLS(リアルタイム位置測位システム)
  • 倉庫・工場内の搬送車両の位置をDX一元管理
  • 搭載して電源を入れるだけの簡単セットアップ
  • インテグレーションやインフラは不要
  • 直感的なWEBユーザーインターフェース
  • システム間でマップ情報の共有が可能
  • VDA5050準拠:幅広い倉庫管理・フリート管理システムとの互換性
  • 走行ルートやトラフィックの解析による運用の効率化
  • UDP-ROS2ブリッジによるROS2制御に対応
  • 衝突回避や危険警告による安全性向上
  • スピード、距離などのデジタル管理による予知保全

Sevensense Robotics社のAlphasense Trackerは、Visual-AIを搭載したカメラベースのRTLS(Real-Time Location System:リアルタイム位置測位システム)です。倉庫・工場内の搬送車両の位置と姿勢情報をリアルタイムで一元管理することができ、DX(Digital Transformation:デジタルトランスフォーメーション)に活用できます。

3つのカメラが統合された処理ユニットは、車両に取り付けて電源を入れるだけで利用でき、インテグレーションは不要です。また、建屋の改変や設備インフラが必要なく、導入のためのコストや時間を抑えられます。

VDA5050に準拠しており、取得した位置情報は倉庫管理システム(WMS)やフリート管理システム(FMS)へと連携できます。走行ルートやトラフィックの解析による運用の効率化、衝突回避や危険警告による安全性向上、スピード、距離などのデジタル管理による予知保全など様々な用途へ活用できる可能性があり、構内物流業務に革新をもたらします。

搭載車両

構内で利用する有人の搬送運搬車両への搭載が想定されています。
ローリフト・電動ハンドリフト・電動スタッカー・けん引車・積載車・小型トラック・フォークリフトなど、あらゆる車両に搭載可能です。

利用開始までの流れ

  • 1取付け
    あらゆる車両へ後付け可能
    上部に設置して電源を入れるだけ
    工事や追加インフラは不要
  • 2マッピング
    1周走行してマップ生成
    マップは他のシステムと共有可能
  • 3ローカライゼーション
    自己位置の出力開始
    すぐにトラッキングが可能

仕様概要

シリーズ名 AlphasenseTracker
出力 位置情報(x,y)
姿勢(°)
精度 位置精度:±25cm
姿勢精度:±4°
インターフェース イーサネット RJ45(テスト用にUDP-ROS Bridgeを提供)
USB-A(ソフトウェアアップデート用)
WiFi 802.11 a/b/g/r(WEBユーザーインターフェースAlphasense Consoleへの接続、フリートマネジメントシステム(FMS)やオプションの7s Hubとの連携)
通信規格 VDA5050準拠:フリートマネジメントシステム(FMS)や倉庫管理システム(WMS)と統合可能
ABB AMR StudioやSevensenseの自律走行システムとも互換性があり
電源 コネクタ:M12
動作電圧:24V
防水防塵規格 IP66
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モニタリング

車両の使用状況、場所、経路パターンをライブで可視化することができ、車両管理と運用の改善に活用できます。
車両だけでなく、何がどこに搬送されたかの追跡に応用することも可能です。

業務の効率化

リアルタイムの位置情報と車両の使用状況や走行パターンをスパゲッティチャートから分析することで、レイアウトの改善やリソースの効率的な割り当てが行えます。
また、渋滞状況のヒートマップから混雑やアイドル時間を最小限に抑えながら生産性を最大化することができます。

安全性の向上

リアルタイムで全車両の位置情報にアクセスできるため、ドライバーへ衝突の危険警告が行え、混雑した倉庫環境での事故リスクを低減します。インシデントが発生した際も、個別の位置情報から調査が可能です。
また、速度情報からスピード違反の検知、走行距離からメンテナンスタイミングの予測にも活用できます。他にも、作業区域を区分するゾーニングや侵入防止のデジタルフェンスとしての利用も可能です。

Visual-SLAMマップ

Ahlpasense TrackerデバイスはSevensenseのVisual-SLAMマップに統合することができ、各デバイスからのマップを個別に管理する必要がなく、Visual-SLAM対応のAMRと共に使用することができます。

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取得したデータをSevensenseダッシュボードにアップロードすることでデータが可視化でき、簡易的な解析を行うことができます。

スパゲッティチャート

この機能では、記録されたフォークリフトの走行経路を工場の設計図に重ねて表示します。複数のフォークリフトが記録されている場合、それぞれの経路は異なる色で表示されます。

位置ヒートマップ

フォークリフトが通過したエリアを色で示し、色の濃淡は記録期間中のその場所を通過した頻度を反映しています。

速度ヒートマップ

位置ヒートマップと同様に、フォークリフトが通過したエリアを色で示し、色の濃淡は記録期間中にその場所を通過した際の平均速度を表します。

衝撃マップ

このマップでは、衝撃(1.5Gを超える加速度または減速度)が記録された地点のフォークリフトの位置と向きを工場平面図上に矢印で示します。複数のフォークリフトが記録されている場合、それぞれ異なる色で表示されます。

使用状況タイムライン

フォークリフトの経時的な速度を時間軸でプロットしています。フォークリフトの使用状況を、日次で分析できます。複数のフォークリフトを使用する場合、それぞれ異なる色で表示されます。

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ABB Smart Powerがフォークリフトのトラフィック分析を実現した方法

多くの工場と同様にスウェーデンのアリンソースにあるABB Smart Powerの工場でも、フォークリフトの物流フローを改善し安全性を高める必要がある箇所について、ある程度の見当はついていましたが、それを裏付けるデータが不足していました。現場チームは、仮説検証、効果の定量化、フローの継続的な改善を実行するための手間のかからない方法を探していました。

そこで、現場チームは、3台のフォークリフトにSevensense社のAlphasense Trackerを搭載し、6日間の実証実験を行いました。その結果、8,000平方メートルの生産・保管エリアをマッピングし、193kmの走行距離を記録することができ、詳細な安全性および稼働率のKPIデータを収集しました。データから、フォークリフトの移動経路、リスクが集中している箇所、どの業務タスクが最適化の必要があるかなどについて、明確で視覚的なベースラインが得られました。

「Sevensenseが設置したAlphasense Trackerは、現在進行中の2つの改善プロジェクトを支援しています。1つはキッティングプロセスの効率化、もう1つは生産プロセスにおける資材運搬の無駄削減に焦点を当てたものです。提供されたデータにより、改善の余地があると見られていた領域を定量化することができ、フォークリフトや作業プロセスに関する状況を可視化するのに役立ちました。」継続改善スペシャリスト カール・トロイザ氏

直感からデータに基づくイントラロジスティクスへ

2025年10月、ABB Smart PowerはSevensenseと提携し、手動式マテリアルハンドリング機器向けのVisual-SLAMベースのリアルタイム位置測定システム(RTLS)であるAlphasense Trackerを用いた、価値実証(PoV)を行いました。3台のフォークリフトに同システムを搭載し、施設のマッピングを行った上で、外部インフラを一切使用せず昼夜にわたる詳細な交通量、稼働率、安全指標を記録しました。

たった1日で導入から施設全体の可視化まで実現

スピードと業務への影響を最小限に抑えることが、このプロジェクトの成功の鍵でした。既存の電源ラインから電力を供給するだけで使用できるため、各デバイスは30分以内に設置・設定が完了し、車両の稼働時間に影響を与えることはありませんでした。フォークリフトで約8,000平方メートルの生産ホール、保管用テント、周辺屋外エリアのマッピングを行いました。反射板など追加のインフラは不要で、すべての車両で共有できる高精度なデジタルマップが生成できました。マップの更新は自動的に行われ、レイアウトや在庫の変更にもシステムが即座に対応できます。

データの集約

収集されたデータは、以下の2つの方法で記録を蓄積し、データセットを集約しました。

  • ・業務タスク別の分析:1日の特定のシフトにおける各フォークリフトの記録データを、複数日にわたって集約
  • ・日別の分析:全フォークリフトの記録データを、記録期間全体を通じて日次で集約

KPI(重要業績評価指標)

  • ・走行距離:記録期間中に走行した全経路の総距離。
  • ・稼働時間:フォークリフトが移動していた合計時間。複数のフォークリフトが並行して稼働している場合、個々の車両の稼働時間の合計となる。
  • ・停止時間:フォークリフトが移動していなかった時間の合計。
  • ・稼働率:稼働時間と総記録時間の比率。
  • ・稼働中の平均速度:全車両の移動中の平均速度(停止時間を除く)。複数のフォークリフトが並行して稼働している場合は、個々の車両の稼働中平均速度の平均値となる。
  • ・時速10km以上での走行時間:データセット内の全記録車両において、速度が時速10kmを超えた時間の合計。
  • ・検知された衝撃の数:Alphasense Trackerが水平面において1.5Gを超える絶対加速度を検知した事象の件数。

得られた知見

Alphasense Trackerを導入する以前、同部署ではフォークリフトが実際に走行している時間と停止している時間を正確に測定する手段がありませんでした。収集されたデータをもとに、各業務タスクごとの稼働率が算出され、基準を明確にすることができました。稼働率が把握できたことで、待機時間は生産的か、それは混雑やレイアウトの問題か、あるいはスケジューリングの不整合か、リソースの規模は適切かなどの疑問が生じました。新しい基準ができたことで、同部署は改善に向けた定量的な基盤と、長期的な進捗を測定する手段を得ました。

位置情報ヒートマップからは、フォークリフトが列を作ったり待機したりする箇所、現場の幹線道路となる頻繁に利用される通路、交通の衝突を示唆する停止が見られる交差点、利用頻度が低くスペースが十分に活用されていない可能性のあるエリアが明らかになりました。これらを空間的に可視化することで、チームはレイアウトの決定、集荷ゾーン、および内部の交通ルールを見直すことができます。

衝撃検知(1.5Gを超える加速度)は、床面の欠陥、衝突、攻撃的な運転行動などのリスク指標となります。これにより、床の補修やルートの拡幅、保管物の整理、コーナー周辺の視認性向上、接近時の行動に焦点を当てたドライバー研修などの対策を検討する根拠となります。

この価値実証により、データに基づくイントラロジスティクスに向けた拡張可能なアプローチが実証されました。初期の知見を持続的な成果へとつなげるため、ABB Smart Powerは、次のステップとして車両フリート全体の継続的な追跡を決定しました。長期的なデータを活用することで、以下のことが可能となります。

  • ・新しいレイアウト、スケジュール、または交通規則が導入された際に、KPIがどのように変化するかを追跡する。
  • ・特定のゾーンでの衝撃の増加や特定の車両の稼働率の低下など、基準からの逸脱を検出する。
  • ・プロセス変更に関して前後比較を行い、安全性と効率性への影響を定量化する。

フォークリフトの動態記録は、継続的な改善の基盤となり、現場での日々の意思決定と測定可能な成果を結びつけることができます。

既存フリートとの連携も可能

Alphasense Trackerは、フォークリフトやタガートレインを含む手動の有人産業用搬送機器向けに、トラフィックを監視するための包括的なRTLSソリューションです。電源のみで使用でき、インフラも必要ないため、業務に支障をきたしません。運用チームは、ダッシュボードを使用して、時間範囲の選択、KPIの抽出、交通パターンの可視化を行うことができる他、サードパーティ製ソフトウェアと連携して、AGVやAMRも含む混合フリートのリアルタイムトラフィックの可視化を行うことも可能です。

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