※画面を横にするとパソコン版のレイアウトでご覧いただけます。
 正しく表示されていない場合は横向きでご覧ください。

よくあるご質問

AIDA Imaging社カメラの気になる疑問を解決!

AIDA Imaging社カメラ等に関するQ&A

AIDA Iamging社カメラについてよくある質問をまとめました。

1.デモ機について

1-1.デモ機の貸出はおこなっていますか?

購入前の評価として、デモ機のお貸出しは可能です。貸出可能な機種に関しましてはこちらのページの表の「貸出」の欄をご確認ください。

1-2.レンズは借りることは可能ですか?

用途や被写体(大きさ・レンズの先端からの距離)などを事前にご連絡いただければ、それに合ったレンズをカメラと一緒にお貸出しいたします。

2.カメラについて

2-1.CSマウントのカメラにM12マウントのミニレンズを取り付けたい

CSマウントカメラはCSマウントからM12マウントに変換するリング(TLH CCS または TLH CS-f)を取り付ける事で、M12マウントのミニレンズを使用することが可能です。詳細は下記をご確認ください。

M12ミニレンズ用変換リングについて:
https://www.argocorp.com/UVC_camera/UVC_M12_mount_lens.html

尚、アルゴでは用途に応じて様々なM12マウントミニレンズを取り扱っております。

2-2.OSDボタンとはなんですか?

OSDボタンとは、一般的に「On Screen Display(オン・スクリーン・ディスプレイ)」の略称であるOSD機能を呼び出すためのボタン(下図)を指します。
OSD機能は、モニタなどの画面上にメニュー画面を表示し、設定の変更や調整を行う仕組みのことです。下記のように、明るさ、コントラスト、ホワイトバランスなどといった映像設定をはじめ、音声・システム設定などもOSDメニューを通じて変更できるようになっています。

2-3.カメラの3D図面が欲しい

3DのCAD図面はございません。2D図面につきましては、製品個別ページの[ドキュメント ツール]タブの寸法図面よりダウンロードが可能です。(一部図面が無い製品もございます)

2-4.防水防塵対応のカメラは水中での撮影もできますか?

水中での撮影はおすすめしません。
カメラがどの程度、防塵性・防水性があるのかを保護等級(IPコード)で確認することができます。IPコードはIP67やIP54というように、2桁の数字で防塵・防水の保護等級が決められています。1桁目の数字は「固形物、粉末に対する防塵性」、2桁目の数字は「水の侵入に対する防水性」の等級を示しています。

保護等級(IPコード) 防塵等級 防塵等級
IP67 塵埃の侵入がない 一時的に水中に沈めても動作に影響を受けない
IP54 塵埃の侵入はあるが、カメラの正常な動作を阻害しない あらゆる方向からの水の飛沫があっても動作に影響を受けない

3.ネットワーク設定や配信について

3-1.AIDA Search ToolのAccountとPasswordは?

いずれも空欄で問題ございません。
その他、カメラの設定手順については下記の資料をご覧ください。

ワイヤレス(無線)で映像を確認・制御するためのクイックガイド
3-2.ユニキャストとマルチキャストの違いは?

ユニキャストとマルチキャストの違いを簡単に説明すると、データの送り方が異なります。

ユニキャスト 1対1の通信です。送り手(送信元)が受け取り手(受信先)1つだけを指定してデータを送信します。たとえば、友達1人にだけメッセージを送るイメージです。
マルチキャスト 1対多の通信です。送り手が複数の受け取り手(グループ)に同じデータを同時に送信します。たとえば、みんなで同じ動画配信をリアルタイムで見るイメージです。

ユニキャストは「1人に届ける手紙」、マルチキャストは「グループ全員に届ける招待状」のようなものです。

3ー3.ユニキャストで配信可能なデバイス(PC・タブレット・スマホ等)は最大何台ですか?

ユニキャストの配信では、カメラとハブの間の帯域は1Gbpsであるため、配信先のデバイス(PCやタブレットなど)が10台ある場合は、その10分の1(100Mbps)の帯域に制限にする必要があります。
ただし、その場合、配信先の映像に遅延が生じたり、なめらかな映像にはならないこともあるため、マルチキャストで配信していただく方が望ましいです。マルチキャスト配信するためには、ルータがNDIに対応をしている必要があります。

3ー4.ONVIFとは何ですか?

ONVIF(Open Network Video Interface Forum)とは、ネットワークカメラや録画装置などのLANやインターネット(IPアドレス)を使って通信する機器の間で、メーカが異なっていてもスムーズに接続・連携できるようにするための共通仕様(通信の取り決め)です。これにより、たとえば「A社のカメラ」と「B社の録画装置」を同じネットワークに接続しても、ONVIFに対応していれば相互に操作・映像取得ができるようになります。ONVIFは、様々なONVIF対応デバイスとそれに対応する各種ONVIF対応クライアントとの互換性を整理するために、ONVIFプロファイルとしてさらに細かく分類されています。

プロファイル名 概要 主な機能 対応する製品の例 活用例
A アクセス制御の管理
  • ユーザー認証
  • スケジュールの作成
  • アクセスルールの設定
  • 顔認証端末
  • ドアコントロールパネル
  • 入退室管理システム
C ドアの制御と
イベント管理
  • イベント・アラーム管理
  • ドアの開閉制御
  • 電子錠制御盤
  • ドア開閉センサー
  • ドアの開けっぱなし警告を出す
  • ドアの遠隔開錠・警備連携
D 周辺機器との連携
  • 認証情報の転送
  • ロック/ロック解除などのアクションを実行
  • 指紋認証端末
  • 非接触カード端末
  • 温度/人感センサー
  • 多要素認証
    (指紋+カード)
G 映像の録画と再生
  • 映像録画の制御・設定
  • 録画映像の検索と再生
  • 音声・付加情報の取り扱い
  • ネットワーク録画装置(NVR)
  • 録画対応IPカメラ
  • トラブル時の映像再確認
  • 長時間録画の保存と再生
M 映像内の情報(メタデータ)
を使った分析・連携
  • 映像とメタデータの紐づけ
  • 映像内の人物やモノを識別し分類
  • AI分析カメラ
    (顔・車両識別)
  • メタデータ送信可能な
    ビデオ管理システム(VMS)
  • ナンバープレート自動認識
  • AIで人や動物を検出・区別
S ライブ映像の取得と
基本制御
  • 映像のストリーミング
  • PTZ(パン・チルト・ズーム)制御
  • ネットワークカメラ
    (IPカメラ)
  • モニタリング用
    ソフトウェア
  • 防犯カメラのリアルタイム監視
T 高度な映像処理
  • H.264/H.265ビデオ圧縮
  • 映像動体検知
  • 高解像度IPカメラ
  • 動体検知対応カメラ
  • 顔や動きの検出による通知システム

詳細はこちら:https://www.onvif.org/profiles/

3ー5.AIDA ImagingのカメラはONVIFに対応していますか?

はい、AIDA IMAGING のネットワークカメラは ONVIF 規格に対応しています。
AIDA Imagingのカメラでは、ODM(ONVIF Device Manager)を使用してMediaサービスを検出し、RTSPによる映像表示が可能であることが確認されており、ONVIFプロファイルSの基本機能には準拠しています。

ONVIF Device Manager(ODM)ダウンロード先:
https://help.onvif.org/index.php?/solutions/view-article/onvif-device-manager

4.NDI®について

4-1.NDI®に対応したルータは?

NDI対応ルータは様々なメーカがございますがMellanox 社製とNETGEAR 社製で動作確認済です。
ネットワーク設定や接続方法についてはその都度ご相談いただき、できるだけ動作検証などを行うようにしてください。

5.無線について

5-1.PCから無線のNDIカメラを見る方法は?

以下にクイックガイドがございますのでご参照ください。
https://www.argocorp.com/cam/AIDAImaging/common/PDF/AIDAImaging-quickguide-viewing-from-pc.pdf

5-2.スマートフォンから無線のNDIカメラを見る方法は?

以下にクイックガイドがございますのでご参照ください。
https://www.argocorp.com/cam/AIDAImaging/common/PDF/AIDAImaging-quickguide-viewing-from-smp.pdf

5-3.無線のNDIカメラをDirectShowデバイスとして制御する方法は?

以下にクイックガイドがございますのでご参照ください。
https://www.argocorp.com/cam/AIDAImaging/common/PDF/AIDAImaging-quickguide-control-directshow-device.pdf

6.サンプルプログラムについて

6-1.PythonでNDIカメラの映像を取得し、OpenCVでライブ表示したい

NDI-python を使うことで、PythonからNDIカメラの映像を簡単に取得することができます。NDI-pythonはNewTek 社が開発した NDI(Network Device Interface)プロトコルをPythonで扱うためのラッパーライブラリです。これを使うことで、ネットワーク上の高品質かつ低遅延なビデオおよびオーディオストリームを、Pythonプログラム内で簡単に送受信できるようになります。

導入も簡単で、以下のコマンドでインストールできます:

pip install ndi-python opencv-python

下記のプログラムで動作確認済です。

# NDI Test Viewer(NDI映像受信テスト)

import sys
import numpy as np
import NDIlib as ndi
import cv2

# NDIライブラリの初期化処理
def initialize_ndi():
    if not ndi.initialize():
        print('NDIの初期化に失敗しました。')
        return False
    return True

# NDIソース(送信側)の検索と選択
def find_sources():
    ndi_find = ndi.find_create_v2()  # NDIソース検索オブジェクトの生成
    if ndi_find is None:
        print('NDIソース検索の作成に失敗しました。')
        return None

    while True:
        print('NDIソースを検索中...')
        ndi.find_wait_for_sources(ndi_find, 10000)  # ソースが見つかるまで最大10秒待機
        cv2.waitKey(1000)  # 少し待つと安定(環境によって不要)

        sources_raw = ndi.find_get_current_sources(ndi_find)  # 検出されたNDIソースのリスト取得

        # 見つかったNDIソースを一覧表示
        for i, s in enumerate(sources_raw):
            print(f"{i + 1}. {s.ndi_name}")

        try:
            choice = int(input('受信するソースを選択してください(0で再検索、99で終了): '))
        except ValueError:
            continue  # 数値以外が入力された場合はスキップ

        if choice == 99:
            ndi.find_destroy(ndi_find)  # 終了時にはNDIソース検索オブジェクトを破棄
            return None
        elif 1 <= choice <= len(sources_raw):
            selected_source = sources_raw[choice - 1]  # 選択されたNDIソースを取得
            # ※ここでは find_destroy を呼ばない(source が無効化されるため)
            return selected_source
        else:
            print('無効な選択です。')

# NDI受信インスタンスの作成
def create_receiver():
    recv_create = ndi.RecvCreateV3()  # NDI受信設定の作成
    recv_create.color_format = ndi.RECV_COLOR_FORMAT_BGRX_BGRA  # OpenCV互換のカラー形式で受信
    receiver = ndi.recv_create_v3(recv_create)

    if receiver is None:
        print('NDI受信インスタンスの作成に失敗しました。')
        return None

    return receiver

# 映像受信と表示処理(メインループ)
def receive_video_loop(receiver, source):
    print("選択されたNDIソース:")
    print("名前:", source.ndi_name)
    print("アドレス:", source.url_address)

    ndi.recv_connect(receiver, source)  # ソースへ接続
    print("---------------")
    frame_count = 0  # フレーム数カウント用

    while True:
        # 映像/音声/メタデータの受信(タイムアウト100ms)
        frame_type, video_frame, audio_frame, _ = ndi.recv_capture_v2(receiver, 100)
        
        # qキーが押されたら終了
        if cv2.waitKey(5) == ord('q'):
            break

        # 映像フレーム受信時の処理
        if frame_type == ndi.FRAME_TYPE_VIDEO:
            print(f'映像フレーム受信: {video_frame.xres}x{video_frame.yres}')
            cv2.imshow('NDI Video', video_frame.data)  # OpenCVで表示
            ndi.recv_free_video_v2(receiver, video_frame)  # メモリ解放
            frame_count += 1
            print(f'受信フレーム数: {frame_count}')

        # 音声フレーム受信時の処理(今回は未使用)
        elif frame_type == ndi.FRAME_TYPE_AUDIO:
            ndi.recv_free_audio_v2(receiver, audio_frame)  # メモリ解放

# プログラムのメイン処理
def main():
    if not initialize_ndi():
        return 1

    selected_source = find_sources()
    if selected_source is None:
        return 1

    receiver = create_receiver()
    if receiver is None:
        return 1

    try:
        receive_video_loop(receiver, selected_source)  # 映像の受信と表示を開始
    finally:
        ndi.recv_destroy(receiver)  # 受信インスタンスの破棄
        ndi.destroy()               # NDIライブラリの終了処理
        cv2.destroyAllWindows()    # OpenCVのウィンドウを全て閉じる

    return 0

# エントリーポイント
if __name__ == '__main__':
    sys.exit(main())

7.その他のご質問

7-1.AIDA Imaging社カメラの使ってオンライン配信はできますか?

AIDA Imaging社のカメラとEpiphan社のPearlシリーズを一緒に使用することで、初心者の方でも簡単に映像配信が可能です。
リアルタイムに映像と音声を取り込み、オリジナルの背景やロゴマークを自由に組み合わせたレイアウトが作成でき、そのレイアウトのまま録画・ストリーム配信を行う事ができます。
HDMI、SDI、USB、NDIといった様々な入力に対応しているので、AIDA Imaging社のカメラと組み合わせて使うことが可能です。
https://www.argocorp.com/cam/AIDAImaging/AIDAImaging_Epiphan-Pearl.html#tab1

ページ上部へ戻る