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CameraLink(カメラリンク)とは?

CameraLink/カメラリンクの解説

Cameralink
カメラリンク入力ボード&カード

CameraLinkインターフェースとは、産業用デジタルカメラのデータ伝送方式を定めた規格です。

旧来のデジタル出力を備えたカメラは、各メーカーにより使用するコネクタやピンアサインが異なり、カメラやデータを取り込むグラバーボード側でも常に専用のケーブルを用意する必要がありました。カメラメーカーとボードメーカーがコネクタやピンアサイン、使用するケーブル等を標準化したのがCameraLinkで、ケーブルの入手性や取り扱いが簡単になったインターフェースです。

7ビットの信号を1対の線にシリア ル送信でき効率的な信号伝送ができ、旧来のデジタルカメラで採用していたLVDS方式のRS-644やRS-422パラレルインターフェースに比べ接続線数が少なく済むことから、コネクター形状の小型化やケーブル線をより細くすることも可能になりました。CameraLink規格ではBase/Medium/Fullコンフィギュレーションがあり、LynxカメラはBaseコンフィギュレーションの2Tapを採用しています。2TapとはCCDからの読み出し方式、1Tapで一方向、2Tapで2方向からの読み出しで、ケーブル一本で両方に対応可能です。

CameraLinkは産業用カメラの出力規格として最も信頼と実績があるインターフェースとして成長しました。

必要なもの

CameraLink出力のインターフェースを採用したカメラを選定される場合、下記の物が必要になります。

・産業用カメラ / CameraLink出力
・カメラ用AC電源&ケーブル
フレームグラバーボード / CameraLink入力
・アプリケーションソフト / ソフトウェア開発Kit
・レンズ

カメラの選定は解像度、フレームレート、ビット階調など用途に応じて選ばれますが、フレームグラバーボードの選定には二つの要素があります。

一つ目はカメラのデータ出力容量に応じて、そのデータを受け取るボード側にもそれに対応できる帯域が必要です。たとえばLYNXカメラはCameraLink/Base2タップに対応し、1Tapのみで使用する場合、PCIバス用のフレームグラバーボードを用意すればデータ帯域として問題ありませんが、2Tapで使用する場合は8ビットまでの使用となります。10/12ビットではPCX-XやPCI-Expressバス用のグラバーボードが必要になります。

二つ目は必要なアプリケーションソフトやソフトウェア開発Kitです。アルゴでは研究・計測用途のGUIソフトとしてはXCAPとそれに対応するグラバーボードをご用意しております。ソフトウェア開発Kitが支援されたフレームグラバーボードも扱っておりますが、開発プラットフォームはお客さまによって好みがあり、費用や使い勝手、サンプルプログラムなど今までお使いの物を含めご選定ください。ソフトウェアはグラバーボードメーカーによって異なります。対応ボードは下のラインナップをご参照ください。またご不明な点はアルゴまでお問い合わせください。

取り扱い

最初にカメラとフレームグラバーボードを同じ設定にする必要があります。データのやり取りがカメラ側/出力側とボード側/受け取り側で一致していなければなりません。カメラの制御・設定変更は、カメラに支援されたシリアル・コマンドで行います。たとえばシャッタスピードを変更するには"sst xxx"/セットシャッタータイム+パラメーターとなります。シリアルコマンドをカメラに送るのはslserxxx.dllをかえしてLYNXカメラ付属のLYNXコンフィギュレーターソフトから行うか、ボードのソフトに支援されたソフトウェアや開発Kitのシリアルコマンドインターフェースより実行できます。いずれもソフトからボード経由でカメラにコマンドが送られます。カメラモデルのシリアル制御コマンド一覧をご参照ください。ボード側の各値(解像度・ビット階調・クロック・タップ数など)はボード側に支援されたソフトでカメラファイルを作成します。

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