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Emergent Vision Technologies カメラ製品

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Emergent Vision Technologies社とは

Emergent Vision Technologies社は、ギガビットイーサネットインターフェースに特化したマシンビジョンカメラを製造、販売するメーカです。2007年にカナダのバンクーバーで設立され、2010年には世界で初めて10GigEカメラを製品化しました。2018年にはCoaXPress1.0の帯域に匹敵する25GigEカメラをリリースし、その後も2020年には100GigEインターフェースカメラをリリースしました。最先端のイーサネット技術をマシンビジョンに貪欲に取り入れる同社は、ハイエンドなGigEカメラのノウハウや製品化において他社の追従を許さず、産業用カメラ業界内で名実ともにトップクラスです。「日本にない技術を世界から」をスローガンに、長年海外の優れた産業用カメラメーカの製品と技術を日本国内のお客様へ提供してきた弊社は、同社の技術力にいち早く着目し、最初の日本国内代理店になりました。


10GigEとは?

10GigE(10ギガビット・イーサネット)は、1GigE(1ギガビット・イーサネット)の後継機として、1GigEと同じ利点を享受できます。しかし、データレートが10倍になっているので、フレームレートが10倍になります。 10GigEは、1GigEと同様業界標準であり、IEEE802.3ワーキンググループによって管理作成されています。この規格は、電気通信、データ通信、産業、軍などのアプリケーションで使用されております。10GigEは世界的に認められているクロスインダストリ技術の利点をマシンビジョン・アプリケーションに活用しています。

ダウンロード: 10GigE Vision Presentation (PDF)

10GigEは、GigEVisionに準拠しているか?

10GigEはGigEVisionに準拠しています。 GigEVisionは、Emergent 10GigE Visionカメラをサポートしています。NI社LabVIEW、MVTec社Halcon、Norpix社StreamPixなどのさまざまなGigE Vision対応サードパーティーソフトウェアにも対応予定です。

10GigEケーブルの種類やケーブル長は?

10GigEを用いる大きな利点の一つは、コネクタオプションです。SFP+(HRシリーズ)は、多種多様なコンポーネントを持ち、ネットワーク業界などあらゆる業界の企業が利用しています。ケーブルオプションも例外ではありません。
SFP+は最も柔軟なオプションであり、消費電力を最小限に抑えることも意識しています。
SFP+インターフェースを使用すると、主にすべてのアプリケーションのケーブル長要件をカバーする3つのオプションが提供されます。
最も安価なオプションは、1~10mのケーブル長の銅ベースのダイレクトアタッチメントケーブルです。2番目のオプションは、SFP+マルチモードファイバモジュール/トランシーバとLC-LCマルチモードファイバケーブルを使用します。ケーブル長は1m〜300mです。3番目のオプションは、SFP+シングルモードファイバモジュール/トランシーバとLC-LCシングルモードファイバケーブルを使用します。ケーブル長は1mから数十キロメートルです。これらのケーブルオプションの価格帯は、ネットワーク業界などマシンビジョン業界以外のあらゆる産業で利用されているという事もあり、非常にリーズナブルです。

10GigEのコストは?

10GigEマシンビジョン・アプリケーションのコンポーネント(NICカードやケーブル、コネクタ等)は複数の業界で使用されているため、サプライヤーが大量生産できることでハードウェアコストが非常に安いです。10GigEソリューションはハイパフォーマンスでありながらそれらの価格メリットを享受することができます。さらに、10GigEの採用率は、今後数年間に劇的に改善され、大部分がデータセンターアプリケーションを支配し価格低下を引き起こすと予測されています。カメラに関しては、価格は性能に比例します。

例えばCMOSISのCMV4000搭載の同等のUSB3カメラの場合、Emergent HR-4000の方が勿論高価ですが、10GigEインターフェースを備えたHR-4000は、デフォルトのフル解像度でフレームレートがUSB3.0のそれと比べて倍になります。Bayer変換されたフォーマットなどの場合では、3倍のフレームレートを実現できることもあります。

10GigEの消費電力は?

Emergent Vision Technologies 10GigE カメラの消費電力は約9Wです。 同じセンサを備えたUSB3.0カメラと比べると約3倍ですが、使用可能なデータ速度もまた3倍であるという事に起因しています。一般に、10GigEは電力消費量が多いといわれていますが、実際は、HR-4000などのフル機能のカメラの消費電力の大部分は10GigEインターフェース部分ではなく、カメラ内部のイメージ構成に関連するFPGAで消費されています。当然、消費電力の高さは筐体温度の上昇につながります。しかしながら、EVT社カメラは消費電力が高いにもかかわらず、他のカメラと同様の筐体熱水準に保たれるように熱設計が最適化されており、場合によっては他の1GigE低速カメラよりも筐体温度が低い場合もあります。

1GigEと比較して10GigEのジッターとレイテンシーは?

MyricomのMVAを利用すれば以下の結果が得られます。 理論的な転送時間は、10Gbpsのラインレート(2044 x 1088 x 2bytes x 8bit / 10Gbps = 3595us)3595us(※)で、3000フレームのサンプルサイズに基づいて、WindowsとLinuxで次の結果が得られました。レイテンシーは当然のことながら画像サイズに比例するので、1Gレートと比べて10Gレートで動作するだけで、レイテンシーは10倍改善されています。次に、レイテンシーに追加されたオーバーヘッドに注目します。理論値の3595usに対して、windowsでの実測値は3752usなのでレイテンシーは157usです。Windowsではこれはとても良いパフォーマンスです。Linuxの場合は、実測3665us-理論値3595us=70usのレイテンシーが追加されています。

(※9000Byte/Packetのジャンボパケットを適用。1Packet= 50Byte(header) + 8946Byte(data) +4Byte(CRC)。1Byte=0.8ns、1Packet=7.2μsで計算。)

ジッター(レイテンシーの振れ幅)も、WindowsおよびLinuxの場合、それぞれ+/- 30usおよび+/- 15usで非常に良好であることがわかります。 Myricom社のMVA搭載専用NICカードを用いれば、10GigEは1GigEやOSに依存している他のインターフェース技術にも優位性があります。市販の専用10GigEボードを用いると、画像取得の為のCPU負荷が高すぎて画像処理ができなかったり、レイテンシーやジッターに悩まされることもありますが、 Myricom MVAとEmergentカメラを使えば、わずかなコストで最高のパフォーマンスを得ることができます。

OSのサポートは?

Windows 7/8/10(64bit)、およびUbuntu Linux で動作します。eCaptureビューワソフトウェアとeSDKが標準付属しています。

EVT社製10GigEカメラはGigE Vision互換ソフトウェアで動作するか?

はい。10GigEカメラがGigE Vision規格に準拠している限り、10GigEは自動的に1GigEにダウングレードされます。

10GigEカメラにはどのようなオプション品があるか?

ケーブル、スイッチ、ネットワークインターフェースカードなどがあります。 機器構成はアプリケーションによって様々なのでお気軽にお問い合わせください。

現在どのようなカメラのラインナップがあるか?また導入実績は?

EVT社の日本語総合カタログは以下よりダウンロードしてください。EVTのカメラはSONYのHawk-Eyeシステムに導入されています。またその他の高速、高解像度、長距離伝送が必要なハイエンドなストリームシステムにも採用がされています。

  • Emergent Vision Technologies(EVT)社 総合カタログダウンロード
  • Hawk-EyeとEVT社・10GigEカメラの事例
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HB-25000-SB

Emergent Vision Technologies(以下EVT社)は、BOLT HB-25000-SB 25GigEカメラで、Vision Systems Design 2020 Innovators Awardsプログラムの審査員により、マシンビジョン分野で最高の評価を受けました。審査委員会は、システムインテグレーターやエンドユーザー企業の洗練された専門家メンバーで構成されています。ビジョンシステムデザインチーム (※1) の編集長John Lewis 氏は、“EVT社が 2020 Innovators Awards (※2) プログラムで高得点を獲得したことを祝福したいと思います "と述べています。

BOLT HB-25000-SB 25GigEカメラは、SONY Pregius S IMX530センサーを搭載しています。ソニーのPregius Sテクノロジーは、歪みのない高い撮像性能と小型化を実現する裏面照射型センサー構造です。フル解像度(5320×4600)で98fpsを実現。その超高速25GigE SFP28インターフェースを用いれば、低コストのアクセサリー、低CPUオーバーヘッド、低レイテンシー、低ジッター、IEEE1588を使用した正確なマルチカメラ同期など、多くの利点を享受できます。さらに1Mから10KMまでの長いケーブル長が利用可能です。


(※1) ビジョンシステムデザインについて
1996 年に創刊された Vision Systems Design は、エンジニア、エンジニアリングマネージャ、システムインテグレーター向けのグローバルなリソースであり、ビジョンシステムの技術、アプリケーション、市場を包括的にグローバルにカバーしています。Vision Systems Design の雑誌、ウェブサイト(https://www.vision-systems.com)、メールマガジン、ウェブキャストでは、世界のマシンビジョンおよび画像処理業界の最新技術やビジネス開発、トレンドをレポートし、分析しています。

(※2) ビジョンシステムデザイン2020イノベーターズアワードプログラムについて
Vision Systems Design 2020 Innovators Awardsプログラムは、画像処理・画像処理業界で最も革新的な製品やサービスを審査し、表彰するものです。高得点を獲得した企業は、6月16日にウェブキャストで発表されています。Innovators Awardsのランキングでは、独創性、革新性、設計者、システムインテグレーター、エンドユーザーへの影響、市場での未解決のニーズの充足、新技術の活用、生産性の向上などが評価基準に含まれています。
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低CPU負荷・低レイテンシー・低ジッター

複数のカメラを正確に同期

長いケーブル長
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