GrabberListener::overlayCallback Method
デバイスが新しいフレームを転送し、OverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmapで加工できるようになった時にコールされます。
構文
virtual void overlayCallback( Grabber& caller, smart_ptr<OverlayBitmap> pBitmap,
const tsMediaSampleDesc& desc );
パラメータ | 説明 |
---|---|
caller | このメソッドをコールしたGrabberオブジェクトです。 |
pBitmapr | OverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmapオブジェクトへのポインタです。 |
descr | tsMediaSampleDescクラスライブラリリファレンス>構造体>tsMediaSampleDesc Structure 構造体への参照です。 |
備考
このコールバックメソッドはデバイスからフレームが転送された直後に呼び出され、グラフィックやテキストをフレーム依存のライブ画像上に描画することができます。 例:フレームカウンタ
このメソッドの呼び出しはGrabberListenerオブジェクトを登録している場合に限られます。GrabberListenerの登録はパラメータeDEVICELOSTもしくはeALLと共にGrabber::addListenerクラスライブラリリファレンス>クラス>Grabber>Grabber::addListener Methodをコールして行います。
overlayCallbackはOverlayBitmap::setEnableクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::setEnable Methodへのコールでオーバーレイが無効にされたとしても呼び出されます。
OverlayCallbackイベント内で発生する例外はシステム内で失われるため、例外を起こすバグを認識することができません。これを避けるためにはイベントハンドラ内の全コードをtry ... catchブロック内に入れる必要があります。エラーメッセージを表示させるのにはメッセージボックスを使うのではなく、"debug trace" を使用してください。(例: TRACE(...) ) これはアプリケーションがデッドロックに陥り停止するのを防ぐうえでとても重要なことです。
関連項目
GrabberListenerクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListener, Grabber::addListenerクラスライブラリリファレンス>クラス>Grabber>Grabber::addListener Method, GrabberListener::tListenerTypeクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListener>GrabberListener::tListenerType, GrabberListener::deviceLostクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListener>GrabberListener::deviceLost Method, GrabberListener::frameReadyクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListener>GrabberListener::frameReady Method, OverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap, tsMediaSampleDescクラスライブラリリファレンス>構造体>tsMediaSampleDesc Structure