OverlayBitmap::setDropOutColor Method

ドロップアウトカラーを設定します。

構文

bool setDropOutColor( COLORREF color);
パラメータ 説明
color ドロップアウトカラーとして使用する色を指定します。色はRGBマクロで指定することができます。
デフォルトのドロップアウトカラーは黒になっています (RGB(0,0,0))。

戻り値

正常に行われた場合はtrue、そうでない場合はfalse

備考

ドロップアウトカラーはオーバーレイビットマップのどのピクセルをライブ画像にコピーしないかを決めるものです。

ビデオフォーマットもしくはsinktype が RGB555, RGB565, RGB24, RGB32のようなRGBカラーフォーマットの場合、ドロップアウトカラーはRGBマクロにて指定することができます。例えばドロップアウトカラーをマゼンタにするにはRGB(255,0,255)というようにして指定することが可能です。

モノクロRGB8のビデオフォーマットもしくはsinktypeを使用している場合も、RGBマクロを使ってドロップアウトカラーを指定できます。ただしR・G・Bの各値は全て等しくなければなりません例: RGB(100,100,100) IC Imaging Controlは指定された色に一番近い色をオーバーレイビットマップのカラーパレットから探します。対応する色が見つからなかった場合、透明でないビットマップが表示されてしまいライブ画像が隠れて見えなくなります。そのような場合には別のドロップアウトカラーを使用することが可能です。

デフォルトのドロップアウトカラーは黒になっています (RGB(0,0,0)) オーバーレイビットマップが作成されると、自動的にその色で塗りつぶされるようになっています。

インフォメーション

IC Imaging Control 3.0より導入。

サンプル

この例ではドロップアウトカラーに設定しているマゼンタでオーバーレイを塗りつぶしています。これによっ てビデオストリーム上のオーバーレイが透明に(表示されなく)なります。

smart_ptr<DShowLib::OverlayBitmap> pOverlayBitmap;
pOverlayBitmap = m_Grabber.getOverlay();
pOverlayBitmap->setDropOutColor( RGB(255,0,255) ); // ドロップアウトカラーにマゼンタを指定

// オーバーレイビットマップをドロップアウトカラーで塗りつぶし透明にする
pOverlayBitmap->fill(pOverlayBitmap->getDropOutColor());;