OverlayBitmap::setColorMode Method
OverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmapのカラーモードの設定を行います。カラーモードはオーバーレイがカラーもしくはグレースケールのどちらで描画されるかを決定するものです。デバイスより送られてきた画像はオーバーレイの描画前に指定されたフォーマットに変換されます。
構文
bool setColorMode( tOVBColorMode newMode );
パラメータ | 説明 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
newMode | 新しいカラーモードの指定をします。利用可能な値はOverlayBitmap::tOVBColorModeクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::tOVBColorModeのメンバとなります。
|
戻り値
値 | 説明 |
---|---|
true | カラーモードが正常に設定された場合 。 |
false | カラーモードの設定ができなかった場合 。 |
備考
カラーモードの変更はOverlayBitmap を持つGrabberクラスライブラリリファレンス>クラス>Grabberがlive、preparedモードにある場合はできません。
インフォメーション
IC Imaging Control 3.0より導入。
サンプル
次のサンプルはディスプレイパス用のビットマップを有効にしカラーモードを設定しています。
// OverlayBitmapオブジェクトをdisplayの前に挿入可能かをチェック
if( !m_Grabber.setOverlayBitmapPathPosition(ePP_DISPLAY) )
{
MessageBox( m_Grabber.getLastError().c_str(),"Error",MB_ICONERROR);
}
else
{
smart_ptr<DShowLib::OverlayBitmap> pOverlayBitmap;
pOverlayBitmap = m_Grabber.getOverlay(ePP_DISPLAY);
// カラーモードを設定
pOverlayBitmap->setColorMode( OverlayBitmap::eCOLOR );
}
初期化が完了すると、ライブ画像上にカラーで描画することができるようになります。オリジナルのグレースケールの画像データはそのままシンク に送られます。
関連項目
OverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap, OverlayBitmap::getColorModeクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::getColorMode Method, OverlayBitmap::tOVBColorModeクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::tOVBColorMode, OverlayBitmap::getColorformatクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::getColorformat Method