Kalturaの録画とWebキャストについて

Pearl Nanoは、スケジュールされたイベント、定期的なイベント、およびスケジュールされていないアドホックレコーディングとWebキャストをサポートします。Pearl Nanoが登録されると、Kalturaユーザーは、Media Spaceを使用してイベントを設定するときに、Pearl Nanoをリソースとして割り当てることができます。

スケジュールされたイベントは自動的に開始および終了します。手動による介入は必要ありません。イベントが終了すると、録画が自動的にアップロードされます。各channelのバックアップ録画もPearl Nanoにローカルに保存されます。イベント中にネットワーク接続またはCMSがダウンした場合、Pearl Nanoは引き続きローカルで録画し、ネットワーク接続が再開すると録画をアップロードします。ファイルのアップロード時のKaltura CMSシステムのビジー状態によっては、ファイルがKalturaのメディアリストに表示されるまでに時間がかかる場合があります。

管理者画面またはPearl Nanoの前面のコントロールキーを使用して、スケジュールされた時間よりも早くイベントを開始および停止できます。

スケジュールされた開始時間または停止時間の前にスケジュールされたVODイベントを開始または停止しても、イベントはアドホックイベントに変更されません。

Kalturaは、Pearl Nanoで設定したchannelを、VODとWebキャストの単一の映像ソースイベントとして扱います。イベントの録画はKalturaにアップロードされ、Kalturaメディアリストにひとつのエントリとして表示されます。アップロードされた録画の名前には、channel名とファイルが録画された日時が含まれます。
例:channel 1_May23_10-12-05
Pearl Nanoの管理者は次のことができます。

|KalturaでVODを視聴しているときにメインのデフォルトビューとして表示されないように、Pearl Nanoのchannel選択を解除する。

|アドホックイベントパラメーターを設定する。

|Pearl NanoがKalturaをポーリングしてイベントの更新リストを取得する頻度を変更する。

Pearl Nanoのadministratorsとoperatorsは管理者画面で次のことができます。

|アドホックイベントの作成。参照:管理者画面でアドホックイベントを作成する

|Eventページを表示して今後予定されている全セッションと完了したセッションを確認する。参照:CMSイベントスケジュールと履歴の確認

|各channelのローカル録画をダウンロードする。参照:channelのバックアップ録画を回復する

|スケジュールされた時間の前にイベントを開始・停止する。参照:管理者画面でスケジュールされたCMSイベントを開始/停止する

Pearl Nanoの前面スクリーンを使ってイベントを開始、停止するには、前面スクリーンメニューを使用して、スケジュールされたCMSイベントを停止/開始する をご参照ください。

重要事項

|Kalturaイベントを録画およびストリーミングするには、Pearl NanoをKalturaに登録する必要があります。
参照:CMSを有効にし、Kalturaに登録する

|スケジュールイベントはアドホックイベントよりも優先されます。スケジュールされたイベントを開始するときにアドホックイベントがまだ進行中の場合、アドホックイベントは停止され、スケジュールされたイベントが開始されます。

|スケジュールイベントはネットワークがダウンしている場合やKalturaが利用できない場合でも、Pearl Nanoでローカルに自動的に録画を開始します。録画が終了した後、Kalturaへのネットワークリンクが再確立されると、ローカルに保存されたファイルがKalturaメディアリストに自動的にアップロードされます。

|イベント終了後、その時点でのKaltura CMSシステムのビジー状態によっては、コンテンツがKalturaのメディアリストに表示されるまでに時間がかかる場合があります。

|Kalturaへファイルアップロード中にネットワーク接続が絶たれた場合、ネットワーク接続が再度確立すると、転送が自動的に再開します。

|スケジュールイベントの収録中にPearl Nanoの電源が切れた場合、録画は停止します。イベント終了予定時間までにPearl Nanoの電源をオンに戻すとイベント収録が自動的に再開され、2つめのファイルセットが作成されます。イベント終了時、両方のファイルがKalturaへ自動的にアップロードされます。

|Pearl Nanoがネットワーク上で利用できない、または電源が切れており、スケジュールされたイベントを逃した場合、管理者画面上でそのイベントのステータスは Skipped として表示されます。

|ローカルドライブにファイルを保存するため、Pearl Nanoの容量よりも大きい録画をスケジュールしないでください。 CMSでPearl Nanoを使用する場合は、256GBなどの大容量SDカードまたは大容量SATAM.2 2280SSDを使用することをお勧めします。

|Pearl Nanoの時間とゾーンの設定がKalturaのスケジューリングサーバーと同期していない場合、Eventsページにエラーが表示され、Pearl Nanoの時間設定を再設定するように求められます。参照:日時設定

|Pearl NanoでCMSが有効になっている場合は、AFUの使用、録画ファイルサイズ、形式、他のchannel録画の設定をしないでください。

|イベント中channelをモニタリングするため、Pearl Nanoの前面スクリーンでchannelを表示できます。参照:前面スクリーンでモニタリング。管理者画面でchannelのモニタリングもできます。

|特定の定期的な講義キャプチャとライブWebキャストイベント(例えば、定期的なシリーズのVOD +ライブストリームイベント)を変更した場合、Kalturaはそのイベントを定期的なシリーズから除外し、Webキャストはストリーミングされません。これは、変更されたイベントのRMTP URLsが必須トークンを失うためです。ただし、定期的なKalturaイベントはスケジュール通りに録画され、シリーズの他のイベントは影響を受けません。

回避策:ライブイベントのRTMPトークンを再生成するには、Media Spaceに移動し、変更されたライブイベントエントリを見つけ、Live eventチェックボックスをオフにして保存します。次に、それを再確認して、イベントを再度保存します。または、Kaltura管理コンソール(KMC)に移動し、変更されたライブイベントエントリを見つけて、Live streamタブで Re-generate Stream Token をクリックします。