AFUまたはUSBにコピーする
Pearl NanoにはUSB3.0ポートがあり、SDカード(またはインストールされている場合はSATA M.2 2280 SSD)から外部USBフラッシュドライブまたはハードドライブに録画ファイルをコピーするために使用できます。会場を出る前に、録画されたセッションのコピーを人々に提供するための迅速で便利な方法です。
USBストレージデバイスは、次のファイルシステムのいずれかでフォーマットする必要があります。
FAT16 | FAT32 | XFS |
EXT2 | EXT3 | EXT4 |
NTFS |
ファイル転送のために一度に複数のUSBデバイスをPearl Nanoに接続するためにUSBハブを使用することはお勧めしません。1度に1つのコピーまたはUSBへの移動操作のみが許可されます。
トピックス
AFUを表示し、ファイル転送の進行状況を確認するには、AFUとファイル転送状況の確認 をご参照ください。
USBストレージデバイスへのAFU
管理者画面でAFUプロトコル転送タイプとして外部USBデバイスを選択すると、録画をUSBストレージデバイスに自動的に転送できます。USBポートは、Pearl Nanoの背面にあります。
前提条件
|適切にフォーマットされたUSBデバイスは、Pearl NanoのUSBポートに接続する必要があります。
|channelはすでにAFUに追加されている。参照:AFUに含めるchannelを設定する
|AFUは有効で、パラメーターが設定されている。参照:AFUの有効化/スケジュール/オプションの設定
管理者画面でUSBストレージへのAFUアップロードを設定する
1.Automatic File Upload設定ページのプロトコル転送タイプとして External USB Drive を選択する。
リンクを修正すると、構成した他のタイプの自動ファイルアップロードが無効になります。USBアップロードが完了したら、Automatic File Upload に戻ります。構成ページを開き、AFU設定を再構成します。
2.(オプションとして)Create a subfolder for the channel. を選択する。
3.Apply をクリックする。
すべての録画をUSBストレージデバイスに1回コピーする/移動する
one-time move/copy of files が設定されている場合、Pearl Nanoは、USBストレージデバイスをUSBポートに接続するとすぐに、ファイルのコピーを自動的に開始します。
最新の録画ファイルが最初にコピーされます。次のいずれかのイベントが発生するまで、ファイルはコピーを続けます。
|全ファイルがコピーされる
|指定された最大数のファイルがコピーされる
|保存先のストレージスペースが不足する
録画中のファイルは録画が終わるまで転送されません。
下表はUSBストレージデバイスへ録画を1回限り移動/コピーする際に使用できるオプションです。
Name | Description |
---|---|
create subfolder with serial number (<serial>) | チェックすると、転送プロセスでUSBドライブにPearl Nanoのシリアル番号を含むサブフォルダが作成されます。同じドライブを使用して複数のPearl Nanoから録画を保存していている際、どのPearl Nanoからのものかを確認したい場合に役立ちます。 |
create subfolder for the channel | チェックすると、転送プロセスでchannelのサブフォルダが作成されます。 |
remove after copying | チェックすると、SBドライブにコピーされた後にファイルが削除されます。このチェックボックスをオンにすると、転送はコピーではなく移動になります。 |
mark file as downloaded | チェックすると、ダウンロードされたファイルは、ファイルリストを表示するときにダウンロードされたアイコンでマークされます。コピー後の削除がチェックされている場合、これは効果がありません。 |
ignore already downloaded files | チェックすると、以前ダウンロードされた、またはダウンロード済としてマークされているファイルを無視して、以降のダウンロードに含まれません。 |
USBドライブに、転送が完了したことを通知するアクティビティインジケーターがない場合は、one-time move/copyオプションのremove after copying(コピー後に削除する)を選択するか、mark the file as downloaded(ファイルにダウンロード済みのマークを付ける)を選択して、転送が完了したかを確認します。
前提条件
|Pearl NanoのUSBポートに接続されていない、適切にフォーマットされたUSBデバイス
管理者画面ですべての録画ファイルをUSBストレージデバイスへ1度コピーを行う設定をする
1.admin 権限で管理者画面にログインする。参照:管理者画面へ接続する
2.Configurationメニューの External USB Drive を選択する。 設定画面が開きます。
3.used for one-time move/copy of the recorded files (upon insertion) を選択する。
自動ファイルアップロード設定に関してメッセージが出た場合は、Fix it をクリックするか、自動ファイルアップロード設定ページで、自動ファイルアップロードを無効にする、または、USBベース以外のアップロードタイプに切り替えます。
4.1回限りの移動/コピーファイル転送(one-time move/copy file transfer)に使用するオプションを確認し、Apply をクリックする。
5.USBストレージデバイスをPearl NanoのUSBポートに挿入する。ファイル転送が自動的に開始されます。
6.USBストレージデバイスのアクティビティライトの点滅が止まったら、USBストレージデバイスを安全に取り出す 手順に従う。
USBデバイスにアクティビティインジケーターがない場合:
a. channelの録画リストを開き、まだコピーされていないファイルがあるかどうかを確認する。
b. すべてのファイルがコピーされたことを確認したら、USBストレージデバイスを安全に取り出す、または、USBストレージデバイスの容量が不足していることに気付いた場合は、利用可能なUSBストレージスペースを表示する をご参照ください。
USBストレージデバイスに手動でコピーする
Pearl Nanoに接続されているUSBストレージデバイスに手動で録画ファイルをコピーできます。この手順は自動ファイルアップロードとは別のもので、自動ファイルアップロードページで事前設定する必要はありません。
下表は録画をUSBストレージデバイスに手動でコピーするときに使用できるオプションです。
Name | Description |
---|---|
create subfolder with serial number (<serial>) | チェックすると、転送プロセスでUSBドライブにPearl Nanoのシリアル番号を含むサブフォルダが作成されます。同じドライブを使用して複数のPearl Nanoから録画を保存していている際、どのPearl Nanoからのものかを確認したい場合に役立ちます。 |
create subfolder for the channel | チェックすると、転送プロセスでchannelのサブフォルダがファイルのコピー先に作成されます。 (上記のオプションも選択されている場合は、シリアル番号のサブフォルダ内に作成されます) |
File already exists | 同じ名前のファイルがコピー場所にすでに存在する場合に実行するアクションを選択します。 |置き換える(初期設定) |スキップする |名前を変更する |
管理者画面で録画ファイルをUSBデバイスへ手動でコピーする
1.admin 権限で管理者画面にログインする。参照:管理者画面へ接続する
2.Configurationメニューの External USB Drive link を選択する。外付けUSBドライブの設定ページが開きます。
3.used to manually move/copy selected files via the Admin panel を選択し、Apply をクリックする。
自動ファイルアップロード設定に関してメッセージが出た場合は、Fix itをクリックするか、自動ファイルアップロード設定ページで、自動ファイルアップロードを無効にする、または、USBベース以外のアップロードタイプに切り替えます。
4.USBストレージデバイスをPearl NanoのUSBポートに挿入し、管理者画面のchannelにある Recording をクリックする。Recordingページが開きます。
5.ダウンロードしたいファイルをチェックし、以下のいずれかを行う:
a. Copy Selected to external drive をクリックして、USBドライブへコピーする。
b. Move Selected to external drive をクリックして、ファイルを移動し、Pearl Nanoからファイルを削除する。
この例では、一番上のファイルは記録中で、ダウンロードできません。
6.完了したら、USBストレージデバイスを安全に取り出す の手順に沿って、USBストレージデバイスを取り外す。
ファイル転送ステータスを表示し、USBデバイスへのファイルコピーをキャンセルする
外部USBドライブへファイル転送中に、管理者画面でファイル転送の進行状況を確認し、ファイル転送をキャンセルできます。ファイルの転送は、進行中のみキャンセルできます。USBファイル転送の進行状況を表示するその他のオプションについては、AFUとファイル転送状況の確認 をご参照ください。
管理者画面でUSBデバイスへの転送ステータスを表示しキャンセルする
1.ファイル転送の進行中に、管理者画面のConfigurationにある External USB Drive link を選択する。外付けUSBドライブの設定ページが開きます。
2.Status で現在のファイル転送ステータスを確認する。現在のファイル転送をキャンセルするには、Cancel を選択し、プロンプトが表示されたら確認します。キャンセルするオプションは、ファイル転送の進行中にのみ表示されます。緑色で強調表示されているファイルは現在転送中です。
利用可能なUSBストレージスペースを表示する
USBストレージデバイスをUSBポートに挿入し、ignored 以外の External USB Drive のアクション(手動コピー、自動コピーなど)を選択すると、合計容量と空き容量が計算され、管理者画面に表示されます。
USBストレージデバイスを使用可能なUSBポートに挿入すると、管理者画面の左下部にExternal storageタブが表示され。使用可能情報が確認できます。
前面スクリーンメニューで Storage を選択すると、ストレージ容量を表示することもできます。リストされているUSBストレージを表示するには、USBストレージデバイスを接続する必要があります。
USBストレージデバイスを安全に取り出す
USBストレージデバイスへの録画ファイルの保存が完了したら、管理者画面の下部にあるリンクを使用してUSBストレージデバイスを安全に取り出すことができます。
1.admin 権限で管理者画面にログインする。参照:管理者画面へ接続する
2.メニュー項目の下部にある eject をクリックし、プロンプトが表示されたら OK をクリックする。
これで、USBストレージデバイスをPearl Nanoから安全に切断できるようになりました。