RTP/UDP pushを使用したMPEG-TSストリーム

RTP/UDP pushを使用してMPEG-TSストリームを設定する場合、SAPとローカルネットワークを介したマルチキャストを同時に有効にするオプションがあります。

MPEG-TSストリーミングをchannelに設定する前に、次のコーデックが設定されていることを確認してください。

|映像 – H.264

|音声 – MP3 または AAC(音声を設定している場合)

ギガビットイーサネットを介して10/100Mbpsセットトップボックスにストリーミングしていて、フレームがドロップしていることに気付いた場合は、ストリームの帯域幅を制限できます。トラフィックシェーピングを設定する をご参照ください。

RTP/UDP pushを使用してMPEG-TSのchannelを設定し、SAPを有効にする

1.admin 権限で管理者画面にログインする。参照:管理者画面へ接続する

2.channelメニューの Streaming をクリックする。Streaming設定ページが開きます。

3.New stream をクリックし、MPEG-TS RTP/UDP push を選択する。

4.ブロードキャストを表示できる宛先マルチキャストIPアドレスを入力します。

IPv4マルチキャストアドレス範囲は、224.0.0.0〜239.255.255.255のアドレスです。使用する特定のアドレスについては、ご所属のシステム管理者に問い合わせてください。

5.メディアがストリーミングされる宛先ポート番号を入力します。

6.(オプションとして)ローカルネットワークを介してメディアプレーヤーにストリームをアドバタイズするには、次の手順を実行する。

a. SAP announcement にチャックを入れ、ローカルネットワークを介したストリームのアドバタイズを有効にする。SAP announcement を有効にしてマルチキャストIPアドレスを設定すると、ローカルメディアプレーヤーのプレイリストにストリームが表示されます。

b. SAP announcement IP にマルチキャストIPアドレスを入力する。メディアプレーヤーが初期設定アドレス224.2.127.254とは異なるIPアドレスからマルチキャストストリームを受信するように設定されている場合は、特定のマルチキャストIPアドレスについてご所属のシステム管理者に問い合わせる必要がある場合があります。

c. channel number にchannel番号を入力して、メディアプレーヤーでストリームを識別します。初期設定では、channel番号はchannel識別子です。

channel番号の値が指定されていない場合、視聴者はセットトップボックスまたはスマートテレビからchannelを選択できません。

d. Group name の横のテキストボックスにストリームのグループの名前を入力します。メディアプレーヤーは利用可能なストリームのリストを表示するだけなので、ストリームを複数のフォルダに整理できます。フォルダが表示されない場合は、ドットセパレータ階層を使用して、視聴者が不要なストリームをカテゴリ別に除外できるようにします。

7.Apply をクリックする。

8.ストリーミング開始の準備が整えば、Start をクリックする。

9.Info メニューを選択すると、ストリーム情報を表示します。


MPEG-TS RTP/UDP streamを表示する

メディアプレーヤーからのストリームを表示するには、メディアプレーヤーでURLを開きます。次に例を示します。

rtp://@ip:portまたは上図の設定例の場合:
rtp://@226.10.24.32:7000

SAP announceが設定され、ストリームがメディアプレーヤー、セットトップボックス、またはスマートTVでアドバタイズされたときにストリームを表示するには、SAP(Session Announcement Protocol)を使用した表示 をご参照ください。