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Velodyne Lidar社とは

原点

1983年に発明家であるDavid Hall氏(前Velodyne Lidar社・Founder and ECB)によって、米国カリフォルニア州のモーガンヒルにVelodyne Acousticsとして設立される。音響高周波に対応し歪が出ない高精度サブウーハーのメーカーとして成長。音響事業の生産主体も中国工場に移管しつつ、米国では新規ビジネスの事業化に取り組む。2013年には世界初となるアクティブサスペンション機能をもつ船も発表している。

DARPAグランドチャレンジ/アーバンチャレンジ

新しい事業検討の中では、開発が難しく、価格が高く、生産・製造が米国に残れるAプロダクトの模索が始まる。ロボット関連のコンテストに参加後に、米国のDARPA(国防高等研究計画局)が主催するロボットカーコンテスト「DARPAグランドチャレンジ」に自らチームを率いて参加。車の自立走行を目的としていたが、当初は完走できる参加チームが無くDavid Hall氏のチームもリタイア。どのようにしたら車の自立走行が可能になるかを試行錯誤して考案されたのがスピニングホイールを用いて複数のレーザー送受信機を構成した回転型のリアルタイム3D-LiDARセンサー(特許)である。一見、Velodyne社が事業として取り組んでいたサブウーハー事業とは無縁に見えるが、音響で培っている反射、マルチエコー、補正などの技術をこのLiDARにも応用して開発されており、これがVelodyne社のLiDARの起源となった。この後DARPAグランドチャレンジ/アーバンチャレンジに参戦するほとんどのチームがVelodyne社のLiDARを採用し、同時に自立走行を実現して各車両が完走している。最初に開発されたこの3D-LiDARは、米国ワシントンにあるスミソニアン博物館で米国の歴史として展示されている。

事業化へ

自らのDARPAグランドチャレンジ参戦から生み出した全方位3D-LiDARは、64個のレーザーチャンネルを搭載したHDL-64eとして2007年に発売され、様々な企業の研究機関や大学で応用実験が始まり、まさにDavid Hall氏が求めていたAプロダクトが製品として実現しビジネスとして展開していった。その後、2010年にレーザーチャンネル数を半分に減らして小型化したHDL-32eも発売している。レーザーチップの実装、モーターのコイル巻きから内製、ベアリング組み入れに至るまで、ほとんどの製造工程が手作業で行われていた時期である。

広がるアプリケーション

2010年頃から、車の自動運転への開発が各企業や大学で始まると同時に、三次元マッピングやUAV・ドローン、AGV、セキュリティーなど様々なアプリケーションへの応用開発が盛んになってくる。この時期、米国Google社が自動運転車の開発を開始した事は、世界的な自動運転車開発にむけた動きのトリガーとなったことは間違いない。2014年には、レーザーチャンネル数を16まで減らしコストを抑え、回転ヘッドが外部に出ないPuck型の3D-LiDARを発売している。

本格的なLiDARメーカーへ

2015年にVelodyne社は、来たる自動運転の時代を見据えてR&Dベンチャー企業から自動車及び産業用のLiDARメーカーへと成長するべく、各分野からプロフェッショナルな人材を集め、次世代LiDARとASICの開発をスタートすると同時に会社組織を新たにし、Velodyne Acousticsからスピンオフという形でVelodyne Lidar社となる。この時期は自動車メーカー、Tier1、ソフトウェア企業、エレクトロニクス企業など色々な業種の企業と場所で自動運転の大規模実証実験が計画され、急速にOEM先からのLiDAR需要が高まり、Velodyne Lidarの納期が1年かかるという異常な状態になった。ADやADAS分野への開発投資が盛んになってきたのもこの時期である。

メガファクトリーの稼働とコア部品の完成

2018年に米国カリフォルニア州のサンノゼに大規模な新工場を新設。ロボティクスを含めセミオート化された生産設備や工場内部に複数の長距離校正ラインを完備、2019年よりVelodyne Lidarのメガファクトリーとして稼働を開始している。これに合わせて、グローバルでのパートナーネットワークを構築するために、複数のTier1や精密機器メーカーとの提携も開始している。加えて、長年開発に取り組んでいたASICが完成し、それを用いたLiDARのコア部品となるMLAの開発に成功、現在これを用いた次世代LiDARセンサの開発が進められている。

VLDRとしてNASDAQへ上場

2020年7月にSPAC企業であるGRAF Industrial社とVelodyne Lidar社が合弁契約が締結され、シンボル名はGRAFからVLDRとしてNASDAQ市場で取引が開始される。自動運転レベル4/5や、AGV、ロボット、スマートシティーなど近未来に対応した製品開発を、獲得した資金をもとに加速させたいとしてる。

グローバルな生産供給体制へ

世界的な需要の高まりから、Velodyne Lidar社は2020年にグローバルな生産供給体制へと移行しました。米国・サンノゼの本社工場に加えて、日本のニコン社仙台工場、タイのFabrinet社チョンブリー工場での委託生産を開始しています。また2020年以降は、複数の自動車部品メーカーTier1工場においてもOEM先事業に応じて生産が開始される予定。

Velodyne Lidar社 企業概要

役員 CEO Theodore L. Tewksbury, Ph.D
CTO Matt Rekow
COO Jim Barnhart
CFO Drew Hamer
CPO Kathy McBeath
CMO Sally Frykman
CCO Sinclair Vass
GC Michael Vella
SVP of Product and Quality Mircea Gradu
VP of Sales Laura Wrisley
VP of Finance and Controller Michelle Esau
VP of Business Development Jon Barad
所在地 本社工場 サンノゼ・CA・米国
先進研究開発センター アラメダ・CA・米国
ヨーロッパオフィス フランクフルト・ドイツ
アジアオフィス 北京・中国
委託生産工場 ニコン社 仙台工場 宮城県・日本
Fabrinet社 チョンブリー工場 チョンブリー・タイ

Velodyne Lidar社 製品ラインナップ

360°全方位センシング用
前方センシング用
側面センシング用
Velodyne Lidar社とは Velodyne Lidar社とは
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